それぞれの特徴や違いは?のれんに使われるさまざまな綿素材

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綿素材は、暖簾の生地として使用されていますが
幾つかの種類があり、それぞれ特徴が異なっています。

暖簾の生地として最も薄いのは天竺木綿で、
シンプルで飽きの来ない風合いが特徴です。

飽きない素材

暖簾以外には、衣類などに使われることがあります。
10番天竺という綿素材もあり、天竺木綿と同じ平織りの素材になります。
10番という太めの糸を使って織られているので、厚手で重厚感があります。
耐久性にも優れており、屋外で使用するのにも最適です。

それから帆布という綿素材もあります。
その名前の通り、帆船の帆の生地として使われてきた素材です。
11号・9号・8号といった種類があり、8号が最も厚みがあります。

腕で払う時にも重みを感じるので、長く使うことを考えてオーダーする暖簾になります。
11号は9号や8号に比べると薄いですが、他の生地に比べると厚みがあります。
どれも耐久性に優れているのが大きな特徴です。

厚みがある

その他には、シャークスキン・オックス・カツラギといった種類があります。
シャークスキンは表面が独特の手触りとなっており、
昔ながらの風合いが感じられます。
オックスは天然素材の綿を高密度で織り込んで作る生地になります。
素朴な雰囲気を漂わせることができるので
趣きのある無地の暖簾を作りたい時に適しています。

カツラギは綾織になっているやや厚手の素材で、
ジーンズの生地素材としても利用されています。
耐久性にも優れていますし、使いこんでも飽きがきません。